ダイヤモンドの全てをお教えします!
ダイヤモンドってなぜ高いの?なぜきれいなの?なぜ魅了されるの? |

<ダイヤモンドって何??>
「ダイヤモンド・カット・ダイヤモンド-ダイヤモンドはダイヤモンドでしかカットできない」
という言葉の通り、ダイヤモンドは比類、まれな硬さを持っている宝石です。
ギリシア語のアマダス「征服し難い」を語源とするダイヤモンドは、万物の中で
最高の硬さをもっていますが、意外なことに、柔らかい炭と同じく、純粋な炭素
からなる鉱物なのです。
ダイヤモンドは数億年前という気の遠くなるような昔に、地球の奥深くで創られた
とても稀少なものです。その中で0.2カラット以上のものは、地球で発見された
ダイヤモンドのたった2%しかありません。その2%のうち、Dカラーの石は1400個にひとつ、
さらにクラリティがFLのものであれば100万個にひとつ、カラット数が大きくなればなるほど、
稀少性は飛躍的に上がります。
また、優れた耐久性、あらゆる光りのスペクトルに対して同じように反射することができる
というユニークな性質をもつダイヤモンドは、もっとも価値の高い貴重な宝石として高い
人気を誇っています。

ジュエルミキは宝石鑑定士の資格を持っていますので、ここでちょっと専門的にお話します。
(難しいかもしれませんので、暇な人、関心のある人だけ読んでね)
ダイヤモンドは、等軸配列で結晶化した炭素でできた鉱物です。
自然界で形成される動物、植物、鉱物のうち、鉱物は他の2つと異なり無機物質です。
すなわち生命を持たず、現在まで生命を持ったことはありません。
大半の鉱物と同様、ダイヤモンドには独自の化学組成および結晶構造があります。
化学組成とは、鉱物の含有する原子の種類、およびその相対的な量を示し、
鉱物の化学式として表すことができます。
結晶構造とは、その原子の規則的配列を説明したものです。ダイヤモンドの化学組成は
基本的に純粋な炭素で、その化学式はCとなります。
ダイヤモンドは単一元素でできた唯一の宝石であり、他の宝石はすべて2種類以上の
組み合わせとなります。
ダイヤモンドの結晶構造は等方性(アイソメトリック;等軸)となります。
等方性結晶の原子は基本的に全方向に対して配列が等しくなります。
この化学組成と結晶構造の組み合わせが、ダイヤモンドをダイヤモンドたらしめ、
その耐久性、美しさと価値をつくる光学特性および物理的特性を生じさせています。
化学組成と結晶構造の両方の重要性を理解するために、ある点ではダイヤモンドに
似ているが他の点では似ていない物質を調べてみましょう。
例えばグラファイトおよび石炭も炭素で出来ていますが、両方とも原子の配列が
ダイヤモンドと異なります。ガーネットおよびスピネルは等軸晶系の宝石で、この点では
似ていますが炭素で組成されていません。
温度と圧力が、炭素が結晶化する時にその形状を決定する要因となります。

<これがダイヤモンドの原石>
<ダイヤモンドの歴史>
ダイヤモンドは、約4,000年以上も前にインドで初めて発掘されました。
それ以来、硬く強い貴重な天然資源であると同時に、無色透明の美しい宝石の王様
として、何世紀にもわたって採掘されています。
どんな薬品にも侵されず、何物にも傷つけられることのないダイヤモンドは、
「身に付けることにより世界征服を成し遂げられる」という言い伝えもあって、
インド、ヨーロッパの王族の護身符とされていました。
ときには戦場に立ち会い、ときには華やかな舞踏会に登場して、その美しさへの
羨望を我が物にしていたダイヤモンドは、物言わぬ歴史の証言者として、
まさに宝石の王座を与えられてきたのです。
しかし、ダイヤモンドは初めから宝石の王座にいたわけではありません。
3千年以上も前に占星術とともに始まったとされる誕生石リストの中には、入っていませんでした。
当時のダイヤモンドに関する表現に「美しさ」はなく、その特性である「硬さ」を
利用する方法のみが書かれています。
ダイヤモンドの美しさは14世紀、ルネッサンス期の自然科学の発達によって
認められるようになりました。
それまで「ただの硬い石ころ」だったダイヤモンドが一躍脚光を浴びるようになります。
その後17世紀に入り、今日の原形らしい、ダイヤモンドの美しさを引き出すカット様式が
考え出されました。
そして、ブラジルや南アフリカなどでのダイヤモンド鉱山の発見を期に、現代の工業的な
発掘が、19世紀末に南アフリカで始まったのです。
これを機に、ダイヤモンドが王族や貴族だけでなく、多くの女性の身を飾るように
なっていきました。
今日では、ボツワナ、ロシア、南アフリカ、アンゴラ、ナミビア、オーストラリア、
ザイールなどでダイヤモンドは採掘されています。
採掘されたダイヤモンドの原石は、ニューヨーク、アントワープ、テル・アビブ、ボンベイ
などで中心にカッティングされ、世界中の女性を飾るために送り出されています。
<ダイヤモンドはどこで採れるの?>
ダイヤモンドは、地表下120から200キロメートルで、大陸の巨大な
ロックプレートの下で形成されます。
形成に必要な温度・圧力条件が存在するのは、
このような場所だけなのです。
地球の歴史において、特殊な種類の火山噴火により断続的に
ダイヤモンドは地表に運ばれました。
地質学者の推測によると、最初に運ばれたのは25億年以上前であり、
知られているうちで最も新しいのは約4,500万年前になります。
地表に達した後、その火山の鉱柱(パイプ)に定着したものもありますが、
何百万年もの浸食によって他のダイヤモンドは川へと洗い流され、
河床の穴や渦の中に漂砂鉱床を創りだします。
パイプと漂砂鉱床は両方とも重要なダイヤモンド産地となります。
ダイヤモンドはおそらく紀元前500年以前にインドで発見されたと
いわれています。
これらの鉱床の産出量は決して多くはありませんでしたが、
2000年以上にわたり世界で唯一の主要ダイヤモンド産地で、
歴史上特に有名な宝石をいくつか産出しています。
現在インドの年間産出量は世界総産出量のごくわずかにすぎません。
18世紀にはブラジルがダイヤモンド主要産出地となりましたが、
その産出量も現在の水準からみると少量です。
1870年頃、南アフリカの農夫達が川沿いや野原でダイヤモンドを発見
するようになりました。
これらの鉱床は、それ以来莫大な量を産出しており、同様に重要なこと
として、これらはダイヤモンドを地表に運んだ岩石物質中で発見された
ダイヤモンドでは初めてのものでした。
南アフリカの鉱床を研究することにより、地質学者は他の潜在的産出地域
を探す方法を学ぶことができるようになり、その後の発見の時代の
幕開けとなりました。
過去40年間以内にボツワナ、ソ連、オーストラリア、中国で大産出地が
発見されました。
これらの発見は、国際的なダイヤモンド産業の将来が安全なことを
保証しています。
鉱床の中のダイヤモンドは、加工仕上げしたジュエリーとなる前に
多くの段階を経なければなりません。
最初の過程は採掘そのものです。
鉱床の種類や推定埋蔵量に応じて様々な採掘方法が用いられ、
方法によって費用や効率が大きく異なります。
また、各鉱床には独自の問題があり、例えばシベリアでは
ジェットエンジンで凍土を解かさなければならないし、南アフリカの
大西洋岸沿いでは、豊かな鉱床が満潮時海面のほぼ20メートル
下になります。
1キャラットの原石ダイヤモンドを得るために、何トンもの岩石や砂利、
砂を取り除いて処理しなければなりません。
プレミア鉱山の処理場では、鉱石1トン当たり平均3.5キャラット、
アフリカの海辺の鉱床の産出量は砂1トン当たりわずか0.098キャラット
を回収しています。
鉱床や年によってダイヤモンドの平均的な大きさと品質は変化しています。
ダイヤモンドは採掘されると、市場に出されます。
これは複雑でとても魅力的な過程です。
<ダイヤモンドの市場>
ダイヤモンドの売買は数千年前から行なわれていましたが、
国際的ダイヤモンド業界の発展は100数年足らずでしかありません。
アフリカでダイヤモンドが発見される以前には、ダイヤモンドに
関心のある人は殆どいませんでした。
インド及びブラジルのダイヤモンドは一般の人々にとって、あまりに
希少性が高く高価であったのです。
しかし、アフリカのダイヤモンドが安定して供給されるようになると
体系的な市場努力を活気づかせ、これによりほぼ誰もがダイヤモンドを
持てるという夢が生まれました。
経験豊富な投機師たちは、アフリカに一攫千金の夢があることに気付き、
鉱区の利権の奪い合いは流血事件になることも少なくありませんでしたが、
騒ぎがおさまった後に、セシルローズがダイヤモンド王として他に並ぶ者
なく君臨していました。
彼が死亡した1902年には、彼の設立した
デビアスコンソリデーテッドマインズ社が世界のダイヤモンド産出量の90%
を支配していました。
それ以降、デビアスは成長を続け、市場管理部門であるロンドンを本部
とする中央販売機構(CSO)が、世界中の天然ダイヤモンド生産量の
80%を(直接または間接的に)占め、世界中のダイヤモンド業界の
発展に寄与してきました。
共同事業者、関連会社、および認可者達の複雑なネットワークを通して、
中央販売機構は世界中のダイヤモンドを集め、分類し、グレーディングを
実施します。
そして、年10回注意深く選択された宝石品質の裸石の割当分が主な
カッターに販売されます。
これらの販売はサイトと呼ばれ、招待者に限定されこれに参加する
カッター達はサイトホルダーと呼ばれます。
サイトホルダーでないカッターは、サイトを開催する業者又は
ネットワーク外から裸石を購入しなければなりません。
裸石はサイトからベルギー、イスラエル、インド、南アフリカ、および
アメリカ等のカッティングセンターに送られます。
カッターは製造または販売機構に属さないため、カットしたダイヤモンドを
ジュエリー製造業者およびダイヤモンド卸売業者に販売し、
これらの業者がジュエリー卸売業者と小売のジュエリー店に
販売するのです。
2000年代に入り、この様にダイヤモンド業界全体を統制してきた
デビアス社も、昨今新しい鉱山がロシア、オーストラリア、カナダ、
中国で見つかるにつれてその統治を緩めることを発表、
現在ではLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)と共同で新しい
事業を創めています。
奇しくも、同社が執り行ってきた1930年代からのダイヤモンド原石の
需給調整による価格統制の取りやめが、ダイヤモンドの生産・流通過程
の透明化を大きく進める見通しとなりました。
流通経路が多岐に渡る現在でも、ダイヤモンドは数千マイルおよび
数百万年もの旅の後、最終的に全く独自の歴史を有する
ジュエリーとなるのです。
現在の世界的なダイヤモンドジュエリー市場には、様々な価格の
目もくらむほどの種類のデザインがあります。
現在その最大の市場はアメリカと日本になります。
また、 この貴重な商品を売買するためには、国際的に正確な比較基準
が必要となります。
それが、4つのC(4C)となります。
<4つのC(「4C」)について>
人間にそれぞれ個性があるように、ダイヤモンドにも「4つのC」があります。
4Cとは、ダイヤモンドの個性とも言えるカラー(色)、カラット(重量)、
クラリティ(透明度)、カット(全体的な形のバランスと研磨の仕上げの
状態)のことで、それぞれの英語の頭文字をとって、そう呼ばれています。
ひとつひとつのダイヤモンドは、この4Cのコンビネーションによる
異なる特徴と美しさを備えています。
一般的に4Cでグレードが上がると、稀少性が高くなるとされています。
このように個性豊かなダイヤモンドなら、ふだん気軽に楽しむための
カジュアルなものから、フォーマルなもの、婚約、結婚10周年、25周年
など人生の大切な記念となるものまで、どんな機会にもその無二の
美しさで応えてくれます。
<カラーについて>
ダイヤモンドのカラーは、基本的には無色透明ですが、
実際には、黄色を帯びた石が圧倒的に多く採れます。
そこで、黄色の度合いにより、アルファベットのDからZで
カラーのランクを表しています。
Dの無色透明を最高ランクとし、Zにいくほど黄色が増してランクが
下がり、結果的に価格も安くなります。
特別なこだわりがない場合には、エンゲージリングにはF、Gグレード
がお薦めです。
また、色が濃く美しい、イエローやピンク、ブルー、ブラウンなどの
カラーは、DからZまでのアルファベットではなく、
ファンシーカラーという特別なランクづけをされ、価値あるもの
として取引きされています。
<クラリティについて>
ほとんどのダイヤモンドには、何十億年も前に結晶する時にできた
キズやインクルージョン(内包物)があります。
これらのキズや、インクルージョンの大きさ、数、場所、目立ちやすさ
などを総合的にチェックし、程度によってランクづけを
したものがクラリティです。
そのランクは、無キズである FLを最高とし、肉眼でも見ることが
できるキズのあるI3まで、11段階に評価されます。
ただ、真ん中のVSランクでもキズが肉眼で見えることはないので、
特別なこだわりがない場合には、それほど気にしなくても大丈夫でしょう。
<カラットについて>
1カラット(ct)は、0.2gが基準です。
カラットは、大昔に宝石を量る天秤の重りとして、使われていた
カロブ豆の重さが1個0.2gだったことが、語源といわれています。
ギリシャ語で、"ケラーティオン・シルギス"というカロブ豆1個の
重さを表す言葉が、カラットとなって、現在でも使われ続けているようです。
目で見て、カラットを判断する手がかりとして、ダイヤモンドの
直径ミリ数を知っておく方法があります。
石の厚さや、カットの形式によって、多少の誤差は出ますが、
だいたいの重さは判断することができるので、おぼえておくといいでしょう。
<カットについて>
カラット・カラー・クラリティは、ダイヤモンドが生まれながらに
持ち合わせたところの評価ですが、カットだけは、人間の手が加わった
部分の評価になります。
ダイヤモンドの輝きを左右するカットは、ある意味4Cの中で、
最も大切な要素といえるかもしれません。
カットの評価は、2つの面から行われます。
1つは理想的にカットできているかどうかというプロポーションのチェック、
もう1つは、研磨に十分な注意と技術が払われたかどうかのチェック。
この2つの総合結果から、5段階のランクに評価されるのです。
現在、エンゲージリングに使われるカットグレードでは、
EX(エクセレント)に人気が集中しています。
ダイヤモンドを最も輝かせるといわれているブリリアントカットは、
1919年に、マンセル・トルコフスキーが発表したプロポーション
(ダイヤモンドの形を数値で表したもの)です
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